校訓・校歌・校章

校訓『真摯 勤勉 質実』

この校訓は、本校の創始者である粟屋活輔先生が、明治42年、本校の前身である私立興風中学校の第1回の卒業生を送り出すに当たり制定されました。(「小野田高校100年史」より)

 「真摯な向上心を堅持し、勤勉・質実な伝統のもとに、たゆまぬ努力によって、全人的に知・徳・体の調和を図り、もって人格の成長発展を期する。」ことを目指しています。

小野田高等学校校章
小野田高等学校校旗

校章

 本校の校章は、興成義塾時代の明治30年7月、旧主四本松毛利家から「沢瀉」の紋章を染めぬいた校旗が寄贈され、同時に紋章として沢瀉の紋章の使用を許されたことにその起源を有する。毛利家の紋章としては、「一文字に三つ星」が有名であるが、「沢瀉」の紋章も裏紋として使用されていた。明治39年12月、私立興風中学校の校旗として、「沢瀉」の紋章を白塩瀬の生糸に紫で刺繍し、周囲に紫の房をつけ、竿灯にも紋章をかたどった飾りをつけた旗が制定された。 

 その後も幾度かの変遷を経て、戦後の学制改革により新制県立小野田高等学校となり、昭和25年頃、封建時代の名残である家紋のイメージから離れ、旧興風中学校時代の気分を一掃し、新しい校章を作ろうという機運が当時の校長をはじめ教職員の間に沸き上がり、美術教師の吉井雄之介氏が当時としては珍しい菱形として、小野田の「小」の字の両側に「沢瀉」の葉を配したデザインを作成し、廊下に掲示して生徒の意見を求め、その賛同を得て制定されたものが現在の校章である。